ミラーボールの永遠―A.B.C-Z×アイドル短歌―
ABC座が今年も無事に千秋楽を迎えたそうで、おめでとうございます!!
私自身は結局一度しか拝見できていないのですが、見返したい場面口ずさみたいメドレーが多くて是非とも円盤化して欲しいと手を合わせるばかり…。(要望送ろうそうしよう)
さて、前記事
で挙げた戸塚さんのアイドル短歌に、他のメンバーの短歌も…!という嬉しすぎるコメントを頂いたので、私の現時点での感情の整理といいますか、えび座を受けて何かに還元したい、という想いの発露ということでこさえたA.B.C-Z×アイドル短歌をさらしたいと思います。
どうかご笑覧あれ。
★塚田僚一
かご付き自転車河川敷を駆けるまだ飛べないな君も漕いでよ
はいどうぞあなたもどうぞまだあるよ髪に飾れるたんぽぽの花
雨なんて降らないからね星座盤車の鍵も忘れないから
きっと僕は覚えたままだ君の眼をだってあんなに話したじゃない
もし魔法使えるならば煙突の先にかかった星をください
★五関晃一
人よりも空を多く切れるらしいそういやさっき虹を
指先が触れても何も知らないな冷たいだとか
ホワイトノイズ立ち尽くす板の上今は考える旗立てる位置
反動も躍動さえも刻み込むミラーボールは僕に永遠
★橋本良亮
帰れば?その川渡ったら右だから反対行けば俺の家だよ
「トンネルの中は昔の宇宙なの」息を止めずに口ずさみつつ
逃げちゃおうメットは用意してあげるあとは夜9時鍵持って来て
背中だけはお願いどうか向けないでさむくて長い夜は嫌だよ
短調は夕暮れホームの色がする歌うと月がこっち見るんだ
★河合郁人
なぐさめはたぐり寄せてもまだ細いふるえる湯気は白く沈んだ
階段は踊れよ踊れ一瞬も君と僕との永遠となれ
まごころも薔薇の花束だってある振り返ってよ僕のむらさき
憧れが職業なんです朝食は夢のかけらと目玉焼きです
川沿いの透き通る風の夕映えとお望みならば隣もらうね
★戸塚祥太
花火花火ただふた文字を書き連ね黒鉛を
パンタレイ愛は
或る夢で僕にだけ咲く白い花いつか知られる甘い残り香
今宵こそ瞳を向けて降りてきて三つ数えて手をとるからさ
この髪に火つけて頂戴だいじょうぶ背中を向けて去っていいから