今一歩前に踏み出す勇気、そう、勇気でございます〜ABC座2019感想〜
毎度お久しぶりでございます。
いろいろすっとばしてABC座2019の感想です。
ガッツリネタバレしていますのでご注意ください。
一幕
冒頭からあおいさんのインタビュー。*1
細かいところがうろ覚えなのですが、数往復のやり取りの中で
「一番大事なのは“勇気”だね」
とおっしゃっていて、それがとても印象的でした。なるほどジャニーズ(アイドルといってもいいかもしれない)は勇気がないといけないよなぁ…。
ここから先の初代ジャニーズの話自体はほとんど2018と変わりなかったはずなんですが、過ぎ去ってみると体感1.5倍速で本当に断片的に…
今回はジャニーさんが基本的に登場しないので、映画を見に行ったりアメリカに行ったりの下りは初代ジャニーズのメンバーが自発的に決定を下す形になっていました。
そのためかあおいくんが解散を決める流れまで見るとこれまでより一層、青春群像劇に見えて、語り部の存在も相まって『ジャニーズの歴史を浴びている』感がとてもありました。
(余談ですが途中でセリフ忘れちゃった戸塚さんが、ちびっこJr.に確認してたの面白かったな…笑)
Jr.コーナー(?)は昨年より一箇所、デヴォーソン家のレコーディング後にも増えていたんですが、個人的には滅茶苦茶増えたとは思いませんでした。
どちらかというと、この増えたJr.コーナーのつなぎ部分が全篇アドリブっぽいことに“タッキーの愛の無茶振り”だ…とにやにや(はらはら?)してました。
あと!
昨年と同様、楽しく歌うジャニーズ(とちびっこたち)に薄い幕が下りて一幕終わりだったのが本当に本当に嬉しかったです!
しかも河合さんのドラムだけでなくはっしーも五関さんも楽器演奏してる*2し…!
なんというか幸福なエンドロールでした。
二幕
ほとんど前情報なしで臨んだんですが去年より密度が増しているじゃないですか…!
We are Johnny'sから始まるのは例年通りですが、ジャニーズメドレーとアトラクションコーナー*3の間にABC座メドレーが来るなんて…!
考えてみればデビュー当時からやってるんですから当然なんですけど、ABC座自体に歴史があるという視点が欠落していたので目からウロコでした。
アイドル達の歴史だけでなくA.B.C-Zの歴史も重ねて、その上で未来そのものとも言えるJr.たちとのコラボ。
『未来を描くってこういうことか!!!』と膝を打ちました。
そしてそして。
演者紹介も全て終わって、満を持しての新曲『You...』
なんだか大人数で歌うのにピッタリな曲ですね。(素人丸出しの感想)
聴いていると冒頭からの諸々が思い出されて、みんなそれぞれに勇気を踏み出した公演なんだなとじんわりきました。
たとえばJr.くん達のダンスの振りだってアドリブの一言だって“勇気”だし、A.B.C-Zも、初代ジャニーズもそうだったんだと思うと…。
全篇通して舞台装置の出現とか場面転換がスムーズノーストレスで、このあたりがタッキーらしさかなぁと。
(今回ラッキーなことにほぼ舞台真正面の席だったのでそのせいかもしれませんが)
パンフレットのクレジットにタッキーの名前がなくて*4、ああこの人は完全に裏方になったんだなと思いつつ、こうして名前を出してしまうのは未練*5かもしれません。
誰もいないスポットライトを中心に全員が踊る演出がにくい話とか、生で5star(舞台装置の方)が見られて感無量だった話とか、石垣&小川コンビのおかげで結構生演奏が多くてありがとう!という話とか、まだまだいろいろあるんですがひとまずこのあたりで!
最後までお付き合い下さりありがとうございました。