最大瞬間風速

好きなようにあれやこれ

時間とシンメとみそひともじ

 

夏が来る光あつめて踊り跳ぶ二十年が君に溶けている

 

J31Gate(@J31Gate)さんに投稿した、河合郁人&戸塚祥太のふみとつコンビに寄せた歌です。

 

時間、というテーマを見たときになぜか連想されたのがこの二人だったんです。ほぼ同期、はじめてのジャニーズでのともだち、そして、シンメ。
きっとこの二人は互いに、相手にジャニーズとして過ごしてきた時間を見るんだろうなと思ったら矢も盾もたまらなくなりまして…。

 

今回すごく悩みに悩んでこさえたので、備忘録として作歌の経緯を書いておこうと思います。なお、連ツイだと読みづらいくらいには文字数が多いです。ご注意ください。

 

 

 

 

0.はじめに

この歌は下の句*1〈二十年が君に溶けている〉の部分が先に出来ました。しかし残りの部分はかなり頭をひねり、ねじり、ちぎり、またくっつけてねじったりしてようやく、形になった次第です。

以下にそれぞれパーツ(だいたい作成順)に分けて悪あがき思考の過程を記しておきます。

 

 

1.〈溶けている〉

 

これは、二人のはじめての出会いのエピソードから連想した言葉です。

えび担のみなさんは耳タコだと思いますが、
横浜アリーナの楽屋で河合さんが凍らせたオレンジジュースをかじっていて、それが気になって(暑い時期で美味しそうに見えたのかも、と補足されていたような)、戸塚さんが声をかけた、というやつです。

懐古のバイアスがかかっているとはいえ、素朴なのに印象的な話ですごく好きなのです。

〈夏〉も、エピソードから鑑みるに初めて会った時期がおそらくその辺りだろうと判断して入れました。

 

2.〈二十年が君に〉

これは二つほど参考にしたエピソードがあります。

☆いつぞやのラジオ*2で、河合さんが戸塚さんの誕生日のデートプランとして、約20年間ともに過ごしてきた思い出の地(横浜アリーナ日生劇場など)を巡る、というのをあげていた


☆どこかの雑誌*3で戸塚さんが、サークルフライングで河合さんと目があった時に熱い思いがこみ上げてきて泣きそうになったので咄嗟に目をそらしてしまった

 

なんというか、この二人、互いが一緒に立ってきた場所や時間をジャニーズ人生の中で大事な位置を占める思い出にしているところが似ているなと思います。

 

 

3.〈光あつめて踊り跳ぶ〉

ここまではよかったのですが、残りが全然出てこなくてですね…。
本当は結成10周年記念ソング『光』*4から取って、

〈ただなにかになりたくて踊り続けた〉を上の句にしたかったんですが、さすがに戸塚さんによりかかり過ぎているのと思考放棄が甚だしいので、あらためて考えることに。

 

〈光〉は、そういうわけで絶対に入れたいワードでした。
いろいろパターンをつくってみて、この二人ならでは、A.B.C-Zならでは、の個性がなんとか出るといいなと思い、〈踊り跳ぶ〉としてみました。

 

〈あつめて〉の部分、ここが一番悩みました。
最初は、〈裾野〉や〈袂〉など、光源の届くギリギリ、大会場の外周で踊っているJrのイメージで考えていたのですが、今現在の彼らは光を全身に浴びて活躍しているわけなので、歴史全体を入れたい(表現がものものしい…)という欲望もあって、バランスをとって〈あつめて〉を採用しました。

 

そんなわけで〈光〉は、作者自身はスポットライトとして考えていたのですが、一番先頭に〈夏〉を入れたので、陽光やまぶしさなど別の解釈もありそうです。
解釈違いバッチコイなので、みなさんの連想したこと、是非きかせてほしい…!

 

4.その他のいろいろ

〈夏が来る〉と〈光~二十年が君に溶けている〉は、対になるようにしました。

時がたてば夏が巡ってくるように、シンメのかたわれにジャニーズ人生の歴史が宿っていることは自然の摂理…、という構成にしたかったんですがどうでしょう(急に自信がなくなる)

 

あと、この歌の音節は5音/7音5音/6音8音になっているのですが、最後を定型にするかどうかもすこし悩みました(悩んでばっかりだな…)。

6音8音のアンバランスさで、二人ラジオの時などにでる、不思議で独特な生々しさというか素の感じが吐露されているような様子が出せればいいなと思ってこうすることにしたのですが…どうでしょうか有識者の皆様…(おそるおそる)。

 

 

最後に。

J31Gateさんは初心者大歓迎の企画だそうです。
*5

自分の歌が文字になるとすごく感慨深いですよ〜!(ど素人の感想)

テーマについていろいろ考えるのもまた愛が深まるので楽しいです。またいい歌が思いついたら私も参加するつもりです!

 

ではまた!

 

*1:全体通しての区切りは〈夏が来る〉の直後になると思うのですが、便宜上こう呼んでおきます

*2:https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/detail/jsclub20181113.html

改めて読み返してみたんですが、藪くん回楽しかったな…。ほかの3人もそれぞれの関係性が見えてコンビ好きにはたまらない回だったのでは?

*3:『ジョーダンバットが鳴っている』だと思ってたんですが見つからず…幻ではないことを願います…。

*4:『JOYしたいキモチ』通常版に収録

 

JOYしたいキモチ(通常盤)

JOYしたいキモチ(通常盤)

 

 

*5:企画についての思いや展望について、こちらの記事に書かれていますので見てみてください!
https://note.com/j31gate/n/nf78483e3c1ae?creator_urlname=j31gate